Webアプリの漸進性と個人の嗜好の問題

Webアプリは「配布→インストール」という手順を踏まないので、常に使用者全員が最新バージョンを使えるというメリットがあるのは周知の事実。

少しずつ少しずつ変更が加えられていくので、MS Office 2003→2007になったときのような大きな衝撃を引き起こすことはないのだけれど、
それでも、個人の受け取り方によっては「うへっ、今回の仕様変更はちょっと勘弁」と思うことがある。

業務用のアプリなら全員が同じ環境というのは理想的かもしれないが、個人の趣味によるアプリでは必ずしもそうではない。
また、機能追加に拠る仕様変更ではなく、操作性の側面が強い仕様の変更も、横一線でバージョンアップする必要はない。

(必須でない)仕様変更は、それを無効にする設定を分かりやすいところに置いておいてほしいのと、
○○年○月のインターフェースを使用する、といった感じで古き懐かしき操作画面にいつでも戻れるようにしておいてほしいと思う。*1

*1:なんとなく起承転結にしてみた

酸化したら色が変わってしまうコーヒー

って作れないかな〜。
酸化したら黄色くなってしまうコーヒー。ちょっと面白そう。

ハリオ 水出し珈琲ポット8杯用 1,000ml MCPN-14B

ハリオ 水出し珈琲ポット8杯用 1,000ml MCPN-14B

↑これちょっと欲しいんだけど、がぶがぶコーヒーを飲んでしまいそうで二の足を踏んでいる。

全人類のために

CHANEL社長とココ・シャネラー:http://jurilog.jp:So-netブログ
CHANELの日本法人社長リシャール・コラスさんの講演を聴いてきたという人のブログから。

「その質問大好き。必ず聞かれる。
 ココ・シャネルはすべての女性のためにデザインをした。
 だからCHANELを身につけるべきではない人は存在しない。」

たとえば廉価なハンドポーチを出せばCHANELの売り上げは飛躍的に伸びる。
しかしCHANELは安易にそれを出すことはしない。
なぜなら、元々女性の手をいつもふさいでいたハンドバックに肩紐をつけることで、
女性の両手をバッグから解放したのはココ・シャネルだからだ。

自ら考えない人が何人集まっても文殊の知恵にはならない

意見共有で「集団の知恵」が低下:研究結果|WIRED.jp


教育界におけるPC・ネット有害論は根強くあります。
一番身につけるべきは「自分の意見」と「他人の意見」をしっかりと区別する力でしょう。
それが身につくまでは、ネットの利用に一定の制限を設けることも必要であると思います。


多くの人がそう言っているから、というだけでその意見を是としてしまっていないか?
他の人の意見を咀嚼もせずに自分の意見としてしまっていないか?


気をつけたいものです。

「そもそも論」も時には有用

「あとで新聞」経由で以下のような記事に出会いました。
おそらくはてなブックマーク人気エントリーにもなっていたはずです。*1
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20110707/221345/


思い切って要約すると、

  • エアコンを止めてみたけど、特に不快ではない。
  • そもそもなぜエアコンが必要だったのか。
  • 暑いと人の生産性は落ちる
  • 気温の上昇に抗って生産性を維持しようとすると、「暑さ=不快なもの」になる。だからエアコンが必要になる。
  • 生産性を維持しようとしなければ、エアコンがなくてもそれなりに快適。


「そもそも、エアコンが必要になってる原因を絶ち切ってしまえばいいじゃん。暑いんだから、『あち〜』って言いながら昼寝してたらいいんじゃね?」ということです。
このような「そもそも論」に対する素直な反応は
「確かにそうだけど、それを言ったらおしまいでしょ」「確かにそうだけど、その意見はぶっ飛びすぎでしょ」
といったところでしょうか。
筆者のような職業だからこそできることであり、皆がこれをすぐに実践できるわけではありません。
けれど、ふっと肩の力を抜いてくれる効果はあります。


的外れの「そもそも」ばかり言う人は嫌われてしまいますが、こういった「そもそも」を考えてみることは無駄ではありません。
一番奥底深くの原因はいったい何なのか?それを見極めることのできる能力は貴重です。
トヨタカイゼンにおける「なぜを5回」というのも、根本の原因を取り除くことの大切さを説いています。


やれすだれだ、やれスーパークールビズだ、といった対症療法ばかりが聞こえてくる中にあって、こういった非現実的な「そもそも論」が逆に新鮮に見えたお昼のひとときでした。

*1:少し前からインプット情報を絞ることにしていて、ソーシャルフィルタードな情報源は「あとで新聞」だけにしているもので

原因不明のreturn not in function/syntax error

環境

Ubuntu 11.04 Firefox5.0 Firebug入り

発端

Javascriptのテストのためにテキトーな書き捨てのHTMLを作成し、そこからインポートして実行しようとしたところ、不可解なエラーに襲われた。いろいろ調べたところ、コメントの近くでエラーが出ている。
さらにいろいろ試してみたところ、なんとなく「日本語のコメント」がエラーを招いている様子。

解決

http://www.doevery.com/Diary/2008/01/ie-javascript-utf8.html
こんなページを見つけ、もしやと思い、テキトーな書き捨てのHTML

<meta content="text/html" charset="utf-8" http-equiv="Content-Type"/>

を追加したところ、きれいにエラーはなくなった。Chromeでは大丈夫なんだけどな。

エラーの例

//のコメントの次の行の解釈がおかしくなる

//関数についての説明
function example(i){
	var ret_value = i+1;
	return ret_value;
}

→return not in function 関数exampleも定義されていないと見なされてしまう

function example(i){
//関数についての説明
	var ret_value = i+1;
	return ret_value;
}

→ret_value is not defined

/**/コメントで日本語の直後に*/を書くとおかしくなる

/*関数についての説明*/
function example(i){
	return i+1;
}

→unterminated comment 関数exampleも定義されていないことに

対処

その1:面倒がらずにContent-typeを書く

<meta content="text/html" charset="utf-8" http-equiv="Content-Type"/>

その2:コメントを

/*
  コメント
*/

の形で記述する。


どっちが楽かの判断はお任せします。書き捨てのプログラムで変にはまると凹みますね。