リスク「マネジメント」で感じるサッカー日本代表の成長
ちょっと前の記事ですが、印象に残っているのでメモがわりに投稿。
サッカー日本代表に見るリスクマネジメント:エンジニアライフ in a northern town:エンジニアライフ
アジア大会、誰かが背後で演出しているのでは?と思うほどの劇的な試合の連続でしたね。自分も知り合いにつられてしっかりと見てしまいました。その中の、決勝初戦カタール戦の試合後のインタビューを見て書かれた記事です。
ざっと流れをかいつまんでいくと、
- 何人かの選手が「リスクマネジメントに気を配った」というコメントをしていた
- サッカーでリスクマネジメント?ということで印象にのこった
- 試合を思い返してみて、「リスクマネジメント=攻守のバランスの重視」ということだと理解した
- 自分の仕事にもフィードバックできる内容があった
という内容です(そんなに長い文章でないのでぜひ目を通してみてください)
少し引用します。
失点を防ぐだけでは、リスクを管理していることにはならない。なぜ、サッカーでリスクマネジメントが必要になるのか、それは勝つためには攻撃しなければならないからに他ならない。攻撃すれば、当然その分、守備は手薄になる。ゲームが進行する中で、常にリスクを冒して攻撃することと、そのリスクを管理すること、この2つを繰り返し続けることがサッカーの試合そのものだと言っても過言ではない。
以前から薄々感じていたことを、サッカーという分かりやすい喩えにからめて、うまく言葉で表現してあり、思わず膝を打ちました。そうです。リスクを避けているだけではリスク「マネジメント」になっていないのです。
リスクは少なければ少ないほどいいものではなく、リターンとリスクとのバランスの中で決定されるものです。「リスク」として想定していることが起こった時には、それに対応することも含めての決断です。
順番が前後しますが、リスクマネジメントをするにおいては「どれだけのリスクを取るかを自分で決定できている」ということが絶対的な前提条件としてあります。サッカーで言うと試合の主導権を握っているということだと思います。
#選手の皆さんは、試合の流れを支配していた前提の上で「リスクマネジメントに気を配った」と言っているわけです。日本代表は強くなったんだな〜と、にわかファンながら感じました。
この記事から自分にフィードバックできると感じた内容をまとめると、以下の4点です。
- まず、そもそも、リスクを管理できているのか。自分の人生やプロジェクト、その他の場面で「試合の主導権を握れている」か。
- リスクとリターンの両面で考える。攻撃して点を取らなければ試合には勝てない。
- リスクはいたずらに避けるものではない。リスクを「取る」という選択が意識の中にあるか。
- リスクを取るときは、悪い方に転んだときの対処を用意しているか。