SimpleText DAY 5 - テキストファイルを読み込んで表示してみる

SimpleText開発記

では、テキストを読み込んで コンソール上に表示してみましょう。
/* え、またコンソールに出力ですか？
ええ、物事は一歩ずつ進めた方がいいんです。
直接textviewに出力だと、ファイル読み込みとtextviewの扱い、２つ一気にやることになりますからね。 */


今日手を加えるのは、callbacks.cのon_button_open_clickedです。

glibではGIOChannelというものが用意されていまいて、簡単にファイルを扱えます、とチュートリアルに書いてあります。（私も全貌を把握し切れていません...）
とりあえずやってみます。
callbacks.c




on_button_open_clicked ( GtkButton *button, gpointer user_data)

{

  GtkEntry *entry = (GtkEntry *)lookup_widget((GtkWidget *)button, (gchar *)"entry");

  gchar *filename = (gchar *)gtk_entry_get_text(entry);

  g_print("%s\n", filename);

  

  GError *error = NULL;

  gchar *text;

  gsize *size;
  GIOChannel *filepointer = g_io_channel_new_file(filename, "r", error); //※1

  g_io_channel_read_to_end(filepointer, &text, size, &error); //※2

  g_io_channel_close(fp); //※3

  g_print("%s\n", text); //※4

  g_free(text); //※5

}
※1 でfilepointerを宣言すると同時に、filenameというファイルを読み取りモードで開き、
※2 でそのファイルを最後まで読み込んで、textに格納
※3 でファイルを閉じ、
※4 でテキストをコンソールに出力。
※5 リファレンスに解放しろと書いてあるので、解放しておきます。
errorをNULLで初期化してあることに注意。こうしないとうまくいきません。


参考にしたページ
GNOME Documentation Library IO Channels g_io_channel_read_to_end ()


ファイルが存在しなかったときの対処など全くしていませんが、
今日はこの辺で